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2018年2月11日

隠居の音楽:NHK-FM らじる★らじる での音楽収集

今年の夏で、満年齢の喜寿となる。年賀状にも書いたが、喜寿の喜という字は、講談社の大字典には、

字源として「壺と口の合字。壺は鼓に同じく楽器とのこと。転じて音楽の義となす。人が音楽を聞けば嬉しさの餘り声を出してア~と楽しみよろこぶ、喜の義は是也。」とある。
また、喜寿は別名として喜字齢といい、喜の草書体(喜草書.jpg)は七十七と読まるるより云ふ。

とある。77ともなれば、体力も衰えて、音楽を聴くことが大きな楽しみになってくるということだろう。
 私もその一人である。歳をとって夜中に起きることが多くなった。早寝をするせいもあるだろうが、一度起きるとなかなか寝付けない。そんなときには、ラジオを聴く。今の世、こんな時にも便利になっている。スマホにサイマル放送のらじる★らじる(民放では、radiko )をインストールしておけば、ラジオで聴くより遥かに安定した音で深夜番組を聴くことができる。
 こんなことで、NHK FM放送のラジオ深夜便と出会うことになったのは、2014年の暮だった。
 2,014年以来、ラジオ深夜便を予約録音し、流された曲を切り出すことが、日常の作業になってしまった。これらの方法については、下のように既にブログに記録しているが、3年以上経って進化してきているので、現状を記録しておきたい。

上記(1)で記録した予約録音ソフトは、この3年の間に、ラジ録3⇛ラジ録10⇛ラジ録11と進化してきた。まだ十分とは言えないが、かなり安定している。ラジ録の立ち上げは、ラジ録アイコンを右クリックして、「管理者として実行」しなければ、ラジ録10、-11では、「録音前スリープ解除」 「録音後スリープ移行」の指定はできないことがわかった。

 上記 (2) のブログでは、楽曲を切り出す方法としてRoxio Creator NTX2 という suite 製品(有料)の中の Sound Editor というソフトを紹介しているが、これを現在も愛用している。
 ただ、切り出した曲のファイル名をつけるときに重宝していた「ラジオ深夜便のブログ」や「放送済み「ラジオ深夜便」 曲目・演目リスト」というブログは、著作権の問題で更新されなくなってしまった。確かに、ラジオ深夜便のページをよくよく見るとトップページの下段に小さな文字で、下のようにある。

Copyright NHK(Japan Broadcasting Corporation) All right reserved. 許可なく転載することを禁じます。このページは受信料で制作しています。


 仕方なく、ラジオ深夜便のページに記載されている曲目リストを開き(ラジオ深夜便で流された曲は、このページしかない)、Windows の Snipping Toolを使って、capture したものをファイルとして保存し、これを参考にファイル名を付けている。これが、なかなか時間のかかる仕事である。

ただ、最近になって、TAKE IT EASY! ~MUSIC~というサイトに、簡単ではあるが、曲目リストが載っている。かなりグレイに近い記載であるが、2017年の1月からは、ほぼ毎日のリストが掲載されているので、重宝している。
 最近になって、音楽ファイルの収納は従来の Windows Media Player に代わって MediaMonkey というソフトを使っていることは、隠居のPC備忘録:音楽ファイルの収集と整理(MediaMonkey を使う)に記した。
 このようにして収集した曲は、PC本体のHDD と同時に、NAS(ネットワークHDD)にバックアップし、さらに Google Drive にアップしている。
 また、車や電車などで外出時に収録した歌曲を楽しむ場合は、
隠居のスマホ:Windows PCとandoid スマホと接続するときの覚え書き
に記載したような方法で、スマホ(私の場合、android の Xperia)に転送しておき、スマホから bluetooth 経由で接続している。
  bluetooth 経由で曲を受信するワイアレス・イヤホンについては、少々失敗談もあるが、別に記載しておきたいと思う。

 友人には、"そんなに録音しておって、いつ聴くんや" と揶揄されるが、収集することもまた楽しであり、このブログの記事をかくときなど殆どの場合、ながら族である。
 ラジオ深夜便を聴くようになって、Jazz 一辺倒だった音楽鑑賞も、その時々の雰囲気でクラシックから演歌まで、いろいろな楽しみ方が増えてきた。まさに喜寿の楽しみである。



     

2014年12月29日

隠居のパソコン備忘録:IPサイマルラジオ音楽番組を予約録音し、曲を取り出す(1)


 齢を重ねるにつれて、夜中に目が覚めて寝られなくなることがしばしばある。こんな時のために、枕元にイヤホンをつけたスマホに置いておき、NHK のらじる★らじるなどを聞くことが多い。ご存知のとおり、らじる★らじるは、NHKが提供するIPサイマル放送で、いわゆるネットラジオである。インターネットにつながっている限り、音質は安定している。もちろんパソコンでも聞くことができる。オーディオをつないでおけばいい音で聞くことができる。
 民放のIPサイマルラジオ放送は、radiko.jpという会社が提供している。地元のラジオ局を聞くのは無料であるが、全国の民放局を聞くには有料(月額税抜き¥350)のプレミアム登録をする必要がある。例えば、東京に住む阪神ファンが大阪のABCラジオを聞きたいというようなときは便利かもしれない。
 眠れない夜中に聞くのは、らじる★らじるの深夜1時10分(25:10と書いたりする)から朝5時までを、一人のキャスターで放送しているラジオ深夜便である。この番組は、ニュースを挟んで 2時台は海外の歌曲(洋楽)、3時台は日本の歌曲がいろいろな特集を組んで流される。NHK第一放送も、FM放送も同内容である。
 放送内容によっては、なんとか録音したいと思うような良い特集がある。若かりし頃に aircheck したように録音がしたい。これらのIPサイマルラジオ放送は、デジタル放送であるから、録音できれば曲目を取り出すなど編集できるはずである。
 ただ、夜中にパソコンの前に座って、聴きながら録音するはつらい。それで、予約録音できるソフトがないかとネットで探してみると、有料・無料の色々がある。海外版もある。
 いろいろ調べてみると、無料のRadika というアプリケーションが、日本では定番だったようだが、今年になってサービスが中止されたようだ。(何か難しい理由があるようだが。)無料の海外版もあるが、日本の放送には向いていない。
 他にソフトがないかと、Amazon で調べてみると ラジ録3というソフトが、ダウンロード版で比較的リーズナブルに手に入ることが分かった。早速、ダウンロードしてインストールしてみた。

radiroku-04.JPG  インストールに、特別の条件はなく、すんなりと完了した。
ディスクトップ上に、作成された右のような「ラジ録3」のアイコンをクリックするとラジ録3が立ち上がる。
 夜中に録音するときなどはパソコンはスリープ状態にしておき、初期画面の一番下の行にある「録音前スリープ解除」と「録音後スリープ移行」にチェックを入れておくといいようだ。

ラジ録3の初期画面(スクリーンショット)

予約したい局名のボタンをオンにする(例:NHK-FM)

radiroku-01.JPG

上で「番組予約」をクリックすると番組予約画面が表示される。

「出力フォルダー」を指定していなければ、デスクトップに保存される。例では、NHKFM用の専用フォルダを指定した。また、ラジオ深夜便のように、番組名(ファイル名)が同じの場合には上書きされるので、末尾に P とか J をつけるなどして区分しておく必要がある。

radiroku-02.JPG

上で「番組表予約」バーをクリックすると番組表が表示される radiroku-031.JPG

番組表から録音したい番組を選択し、「追加」ボタンをクリックする

連続した番組や同時録音も問題はないようだ。録音予約した番組は、下の画面のように表示される。

radiroku-05.JPG

録音が首尾よく実行されると、指定したフォルダーに収納される。
radiroku-06.JPG


 なお、このラジ録3では、radikoのプレミアム登録した人が、全国の民放曲の番組を録音できるような配慮もされている。
 また、MP3切り出しツールという機能が提供されていて、録音の部分部分を切り出すことができるようになったいるが、録音からMP3ファイルを作成するには次回に記録する ROXIO Creator NXT2(有料)での作業の方が、簡単である。
 6年前 Windows XP 時代に、【アナログ音源(LP, FM, Live365 etc.)からMP3ファイルを作る】ときに、roxio Easy Media Creator 10 というソフトを使った。ROXIO Creator NXT2は、この後継版である。

 このラジ録3を使っていて、"休止/スリープ状態からの復帰の予約に失敗しました。" というメッセージが出たので、「サポート」にメールで問い合わせる(メールでのみヘルプしてくれる)と、すぐに適切な指示をもらった。有料のソフトでは、このようなサポートがありがたい。また、PDF で作成されたユーザマニュアルも丁寧である。  

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2010年9月 5日

隠居のパソコン備忘録:(続)LP をデジタル(MP3)化して、音楽CD にする

 前回備忘録として記録した方法は、roxio Easy Media Creator という結構高価な有料のソフトを使っている。その後 ネットでサーチしてみると、フリーウエアを何種類か使ってできることがわかった。

 フリーウェアのパソコン・ソフトを使って、LP をデジタル(WAV or MP3)化する方法については、パソコン夢工房というサイトのカセットテープ・LPレコードから音楽を取り込むというページに詳しいので、詳細はそちらを参考にしていただくことにして、注意すべきことがらだけ記載しておきたい。

  1. LPを再生する装置(オーディオ装置)とパソコンをつなぐ。
    ネットでの音をオーディオ装置で聴いている人は、その接続とは逆のパソコン(入力) オーディオ装置(出力)のラインをつくることである。LP を聴けるようなオーディオ装置には、たいてい出力のジャックがあると思う。
  2. Sound Engine Free というフリーソフトを使って、デジタル録音する。このソフトでのデジタル化は、.wavという形式のファイルとなる。
    Sound Engine Free のダウンロード・ページには、【AVS Audio Editor】 を「今すぐダウンロードする」というボタンが大きく表示されるが、それをダウンロードするのではなくて、上のリンクページの中程にあるアンダーラインつきの青い文字 【SoundEngineFree】をクリックすればダウンロード出来る。
  3. カセットテープ・LPレコードから音楽を取り込むのページでは、カセットテープからのデジタル化が例示されているが、これをLP と置き換えればよい。
    最近のターンテーブルは自動でレコード針をLPに落とすと思うので、ターンテーブルを動かしてから、録音開始ボタンをクリックすればよい。
    録音後波形を見ながら編集できるので、曲の切れ目を気にせず、レコードが終わるまで流しぱなしの方が処理がやりやすいと思う。
    パソコン夢工房での記載では触れていないが、録音先のフォルダーは、初期設定のままではなしに、自分で設定したほうが良いと思う。後ほどに、いろいろと使用するのでフォルダーを探す手間を省きたい。下のような設定画面は、Sound Engine Free の上段にある【録音】ボタンの横にある【フォルダー】ボタンをクリックすると出てくる。SoundE_05.JPG
  4. LP から録音し終わった WAV ファイル を、一曲ごとに分割する。
    分割するには、波形を見て分割する場所にマークを入れるが、マークを入れやすいように波形の長さは上段のツールアイコンにある【拡大】【縮小】で長さを調整できる。また、マークを入れる場所の確認のために、入れたい場所の前後を再生して確認できる。このとき、オーディオ装置との接続状態は パソコン【出力】 オーディオ装置【入力(大抵の場合は line )】である。
    また、LP レコード・ケースなどに一曲ごとの演奏時間を記載している場合が多いから、それを参考にして分割する部分は探せる。
  5. 分割保存すると WAV の形式で保存されるが、一曲ずつの容量は大きい。耳の肥えた人には WAV 形式の方がいいらしいが、10分の1くらい圧縮される MP3 形式で普通に聴くぶんには十分と思う。
    また、MP3 へ変換することで、後で記載するように曲の情報(ID3 タグ)を附加することができる。
    MP3 への形式変換には、午後のこ~だ】というフリーソフトを使う。設定は、初期設定のままで問題はないと思う。
    LP一枚分くらいの変換は、すぐに終了する。 wingogo_1.JPG
  6. 以上の作業を済ませると Windows Media Player を使って音楽CD に書き込むことができるが、できるなら曲の情報(ID3 タグ)を書き込んでおきたい。
    そのことによって、自分の音楽ファイル・データベースである Windows Media Player Libraly での活用範囲が増えてくる。
    ID3タグ情報を書き込むフリーのソフトはいろいろとあるようだが、英語版のID3-TagIT というソフトを使ってみた。ダウンロード・ページで、【Download Now(1.26MB)】をクリックすると ID3-TagIT-setup.exe というファイルがダウンロードされるので、これを実行すれば ID3-TagIT.exe という名前でインストールされる。
  7. この ID3-TagIT には、さまざまな機能が用意されているが、とりあえず Artist: Album: Genre: Track#: を附加することにしたい。
    ID3-TagIT を立ち上げると下の画面のように、左フレームにおなじみのフォルダー表示が出てくるので、ここから【午後のこ~だ】で保存したフォルダーを選択する。 すると、そのフォルダーに保存された MP3 ファイルが表示されるので、情報を附加するファイル(曲)を選択する。
    ID3-TagIT 画面;クリックすると大きな写真になります
  8. LP一枚分全曲の同じ情報(例えば、Album名、Artist名、Genre、レコード発刊年など)は、まとめて入力できる。Artist: Album: は右フレームの Quick Edit で入力できるが、その下の【More】ボタンをクリックすると下のような詳細入力画面がでてくるので、この画面で入力すればよい。このとき、Genre はリストから選択し、【Add Genre】をクリックすれば、タグ(情報)に附加される。
    ID3-Tag_2.JPG
  9. 曲名(Title)を入力するときは、個個に該当ファイルを選択して入力する。入力を完了して保存すれば、タグ情報が附加される。
    (追記:2010/9/9)ID3-TagITでは、これらのタグ情報を使って、ファイル名を一括変更することができる。 ID3-Tag_12.JPG
    変更するには、変更したいファイルを選択し、ツール・アイコンの右端にあるアイコン【TAG Ver. 2 to filename】をクリックするか、【Ctrl】+【R】キーを押すと、変更の設定画面がでてくるので、その指定にしたがい意図するファイル名を設定する。
    私の場合、一枚のLP分を一括変換しているので、【Format】に、< T > (Title)だけを設定した。するとファイル名は、曲名(Title)だけが表示されるようになる。
    ID3-Tag_6.JPG
    ↓   ↓   ↓

    ID3-Tag_9.JPG
    ↓   ↓   ↓
    ID3-Tag_7.JPG
  10. このように保存したファイルを Windows Media Player(WMP) Libraly に登録する(登録しないとWMP で音楽CD に取り込みができない)には、【Windows Media Player ライブラリに項目を追加する】を参照してください。先ほど保存したファイルを再生すれば、自動的に WMP Libraly に追加されるようです。
    MP3化した追加後のLPアルバムを表示すると下のような画面になる。
    ID3-Tag_3.JPG
  11. 音楽CD に焼き付ける前に、【MP3GainによるMP3ファイルの音量一括調整】に記載の方法で、音量調整をしておきたい。
    ただ、 WMP にも書き込みの設定で音量調整をする機能はあるようだ。
  12. 音量調整を終えたら、WMP でアルバムを表示させて、【書き込み】ボタンをクリックし、右フレームにファイルをドラッグアンドドロップして、【書き込み開始】ボタンをクリックすれば、書き込みが始まる。空CDは、1枚20円くらいで売っている普通のCD で大丈夫である。
    書き込み方法については、【隠居のパソコン備忘録:LP をデジタル(MP3)化して、音楽CD にする(再)】のエントリーでもう少し詳しく記載している。


2010年8月27日

隠居のパソコン備忘録:LP をデジタル(MP3)化して、音楽CD にする(再)


 広い一軒家から高級マンションに引越しされた老夫婦から、古いLP を引きとってくれないかという依頼があり、宅急便で送っていただいた。奥様がされていた仕事の関係で、レコード会社からもらった白盤のレコードも何枚かあるという。重い梱包をあけてみると、クラッシックやシャンソンのレコードに混じって、フォークソング、ラテンとジョーン・バエズ、アンディ・ウィリアムズの白盤が入っていた。これらのレコードを聴きながら、デジタル(MP3)化し、その後 音楽CD にしてお返しすることにした。それにMP3 化しておけば、いろいろと細工がしやすくなる。

 LP レコードをMP3化する方法については、以前にアナログ音源(LP, FM, Live365 etc.)からMP3ファイルを作る方法を備忘録として書いている。この備忘録にもとづいて、roxio Easy Media Creator 10 を用いてLPをMP3 化した。この作業を行うためには LP を再生する装置が必要だが、古くから使っているオーディオ・セットには、まだターンテーブルを置いている。どうやら、そのことじしんが珍しい時代になっているようだ。そのために、LP の引き取り手がなかったのかもしれない。

 LP の曲を MP3 化する方法は、上の備忘録通りで問題はないので、この備忘録にはMP3 ファイルを音楽CD(CDA ファイル)にして空CDにやきつける方法を記録しておきたいと思う。

 MP3 ファイルをCDプレーヤーで再生できる音楽CDに書き込む方法はいろいろとあるようだが、私は二つの方法を使っている。ひとつは、Windows Media Player(WMP) を使う方法である。もうひとつは、roxio Easy Media Creator 10 を使う方法である。

Windows Media Player(WMP) 11 を使う方法
  1. WMP で空CD に書き込むためには、MP3 化したファイル(アルバム)をWMP のデータベースであるライブラリーに取り込む必要がある。この方法については、2009年1月のエントリー【PCにある音楽ファイルのデーターベース:WindowsMediaPlayer Library】に詳しく書いている。
    この時に、ファイルのタグにはアルバム名とトラック番号をきちんと入力しておきたい。あとでCDに取り込むときに役に立つ。
    また、MP3 化したファイル(アルバム)は、MP3Gain を使って音量を調整しておいたほうがよい。
  2. 書き込みの画面;クリックすると大きな図になりますWMP の画面;クリックすると大きな図になります
  3. MP3 のアルバムをCD に書き込むには、再生リストを作成しておかねばならない。(再生リストの作成方法については、Hitachi の文書番号104344 というページに詳しく載っている。)
  4. 音楽CD に書き込むには、【ライブラリー】ページでアルバム表示画面にしたまま、【書き込み】ボタンをクリックし、空CDをCD-R ドライブに挿入する。挿入すると、そのCD に書き込める分:秒が表示される。
    その下の枠に、書き込みをしようとするアルバムをドラッグアンドドロップする。
  5. 書き込みするファイル(トラック)を確認して、枠の下にある【書き込みの開始】ボタンをクリックするとっファイルの解析に続いて、ファイルがCD-Rドライブに転送され書き込みが始まる。WMP の【ツール】⇒【オプション】⇒【書き込み】のぺーじにある【書き込み後にディスクを自動的に取り出す】をチェックしておくと書き込みが終わるとCD-R ドライブが開いて、書き込み後のCD が取り出せる。
    書き込み後のCD は、オーディオ装置で再生できるかどうか確認しておいたほうがいいかもしれない。時に、うまく書き込みができていない時がある。


roxio Easy Media Creator 10 を使う方法
  1. roxio Easy Media Creator 10 には、音楽CDを作成するソフトが2つ含まれている。Easy Audio CD と Music Disc Creator である。 Music Disc Creator の方が細かい設定ができるので、私はこちらの方を使っている。
  2. メディア・セレクタ画面;クリックすると大きな図になりますroxio Easy Media Creator の【オーディオ】⇒【Music Disc Creator 】 をクリックしてでてくる画面で、【プロジェクトの種類】⇒【オーディオCD】を選択し、【プロジェクトに追加】⇒【オーディオ・トラックを追加】をクリックすると【メディア セレクター】というページが現れる。
  3. この画面の左上のアイコンから真ん中の【フォルダ】を選択するとWindows画面でおなじみのフォルダーが表示されるので、CDに書き込もうとするフォルダ(アルバム)を選ぶと右枠にファイルが展開される。


  4. Music Disc Creator の画面;クリックすると大きくなりますこのフォルダーを先程の【Music Disc Creator 】の画面右枠にドラッグアンドドロップするとファイル(トラック)が表示される。表示されたファイルの順序をトラック番号を使って入れ替えたり、曲間の無音時間を変えたりできる。
  5. 画面右上の【書き込み】アイコンをクリックすると書き込みのセットアップ画面が出てくる。書き込みは初期設定で問題はないと思う。書き込みが完了すると、WMP と同じようにCD-R ドライブが開いて、書き込み後のCD が取り出せる。


 私は、CD-R にはプリンタブルのデータ用CD-R を使っているが、問題はない。一枚20円くらいで求められる。音楽を聴いてCD-R に焼くのにはそれなりの時間が必要だが、今年のように猛暑日が続いて戸外での活動を控えている隠居の身では楽しい時間でもある。

(追記:2010/8/29)作成した音楽CDの中身をWMPで表示させてみると、WMP で作成した場合は、下のスクリーンショットの右のように、入力したファイル(曲・トラック)のタグ情報が表示されるが、roxio Easy Media Creator で作成した場合には、下の図の左のようにトラック1・2・・・と表示されるだけでタグ情報は表示されない。
roxioで作成CD;クリックすると大きな写真になりますWMPで作成CD;クリックすると大きな写真になります

2010年2月 7日

(続)インターネット・ラジオ Live365 を Aircheck(録音) して MP3 にする方法

 インターネット・ラジオ Live365 を Aircheck して MP3 ファイルにする方法については、以前のエントリー、「Live365 を Aircheck (録音)する一つの方法」「アナログ音源(LP, FM, Live365 etc.)からMP3ファイルを作るひとつの方法」で、かなり詳細に記載している。
 今回は後者のエントリーに記載した中から、Live365 の録音・MP3 ファイル作成に焦点を絞って、再整理してみたい。

以下の記載は、次の環境を前提としている。
  • PC に Sound Board が搭載されている。(私の場合、Sound Max digital Audio が搭載されている)
  • Sound Board の output および input は、オーディオ装置(私の場合、 Pioneer コンパクトミニコンポーネント)の line-in および line-out に接続されている。
  • PC に、マルティメディア・ソフト Roxio Easy Media Creator suite 10 がインストールされている。

 次に、上の環境で Live365 のOldies ジャンルの American Sixities Radio を録音し、MP3 ファイル化した経緯を記録しておきたい。
  1. Live365 に接続して、Oldies → 60s を選択し、American Sixities Radio をクリックし、Play ボタンをクリックすると、若かりしころの懐かしい歌声が流れてくる。録音した後聴くと、当然ながら audio quality(CD 64k 以上) の高い放送の方が音がいい。

    Feb_10_13.JPG
    Feb_10_21.JPG
  2. Roxio Easy Media Creator を立ち上げて、オーディオ →「 LP/テープを交換」を選択する。「Easy Audio Capture」 よりは、こちらの方が後の処理が楽なように思う。
    Feb_10_22.JPG
  3. 「 LP/テープを交換」をクリックすると下のような画面となる。接続がきちんとできておれば、オーディオから音が流れ、録音レベルの横バーが動いているはずである。
     録音のための接続については、「録音セットアップガイド」ボタンをクリックすると図入りで詳しく書かれているウィンドウがでるので参考になる。。
     「詳細設定オプション」ボタンをクリックして、表示されるポップアップ画面で、一時保存先のファイルやファイルフォーマット、トラック検出などを指定する。
    ファイルフォーマットの画面にあるプリセット選択ボックスでは、iPod AAC も選択することができるが、iPod は mp3 もサポートしているから、私の場合、 mp3 高品質を選択している。
    Feb_10_24.JPG
  4. そのような設定をしたうえで、「キャプチャー元」の選択はサンドボード名(選択肢に入っているはず)を、入力は「ライン入力」を選択し、録音レベルの「自動」ボタンをクリックする。自動で録音レベルの設定が終われば、録音準備完了である。
     録音ボタンをクリックすると録音が始まる。このとき自動的に、流れてくる音は停止ボタンを押すまで MP3 化して保存されている。無音部分をトラック検出指定でしてくれるし、後で部分的な削除もできるので、ズーと流し放しでいいだろう。
  5. 停止ボタンを押すと、録音されたトラック(無音部分で区切られた音声)が示される。
    Feb_10_26.JPG ページ右下の「次へ」ボタンをクリックすると音の波形画面が現れる。右上のズームイン・アイコンbtn_2.JPGをクリックすると波形の横幅が広がる。
  6. 曲の途中の無音部分でもトラック・セパレータbtn_4.JPGがはいる場合がある。トラック・セパレータの位置が間違っている場合は、削除したい部分を反転させて、左上にある「トラック・セパレータの削除」ボタンbtn_3.JPGクリックすればよい。
    また、コマーシャルなど削除したい部分を波形上で選択(波形上にカーソルを置きドラッグする)して、delete ボタンを押せば波形から削除できる。削除してもよいかなどは、左下にある再生ボタンを押して音で確認することができる。
    Feb_10_27.JPG
  7. このように整理した上で、左メニューの「タグ」ボタンをクリックすると、下のようなポップアップ画面となる。Feb_10_17.JPG
  8. ここで、「Mudic ID」ボタンをクリックすると、CDDB の Grace Note が立ち上がって波形から曲を判定するということになっているが、ほとんどヒットしない。
     そこで、曲の情報にあまりこだわらなければ、適当に曲のIDタグを入力してもよいが、曲の情報を得る方法はある。
     American Sixities Radio (録音をしている Live365 の局)のステーション・ページに、次のように Now Playing というところに、今流れている曲とその前に流された4曲(計5曲)のID タグ(Artist, Track名, Album名(シングル盤は Single で)などが表示されるので、これを メモ帳 か何かに、録音しながら(聴きながら)コピペしておく。
    Feb_10_33.JPG注:キャプチャーした時点が異なるので、上の表示とコピペしたものの内容は異なる。 Feb_10_39.JPG
    コピペした情報を上の 「オーディオ タグ 編集」の画面で入力すれば、MP3 ファイルに、タグが追加される。このようにしておけば、WindowsMedia Playerなどの音楽DB で整理しやすくなると思う。 Feb_10_31.JPG
  9. 完了ボタンをクリックすると元の波形画面に戻り、「次へ」ボタンをクリックすると、「LP/テープ アシスタント」画面は第3ステップとなる。 Feb_10_37.JPG
     ここで、「トラックをエクスポート」をクリックすると、下のようなポップアップ画面がでるので、「出力設定」に MP3 高品質 を選択し、保存先のフォルダーを指定する。なお、「出力設定」の右にある「編集」ボタンをクリックし、ファイル名/フォルダ構造→サブフォルダ構造の追加のチェックボックスを外しておいた方がよい。(デフォールトでは、チェックが入っている) Feb_10_36.JPG
  10. エクスポートすると、指定した保存先のフォルダにファイルが保存される。 Feb_10_40.JPG
  11. Live365 から録音し MP3 化したファイルは MP3Gain を使って音量を一括調整をしておく。Live365 個々の放送局から流れる音は局の方で音量は調整してあると思うが、局によって調整している音量レベルは異なるので、自分の音楽DB に収納する場合は同じレベルに調整しておいた方がよい。


 このようにして、MP3 ファイルで保存しておけば、iPod に転送して外に持ち出せるし、音楽CD に焼くこともできる。まあ、若かりし頃に、FM放送から流れてくる音楽を苦労してテープに Aircheck したことと同じ作業ではあるが、今の時代には、あらゆるジャンルの Web Radio 局から流れてくる音楽をデジタルに録音し持ち歩けるのである。すごい時代になったものだと思う。

2009年5月21日

隠居の音楽:(続)MP3 ファイルの ID3 タグを編集する

 前回の「隠居の音楽:mp3 ファイルのID3 タグを編集する」で書いたように、現在、昔にダウンロードした ID3 タグなしの MP3 ファイルに、 Roxio Easy Media Creator 10 Suite を利用して ID3 タグを附加している。
 実は、この作業の結果が音楽ファイルのデータベースである Windows Media Player(WMP) に反映されるタイミングがよく分かっていなかった。それを探るために、WMP ライブラリーをいろいろと操作していて気がついた点を記録しておきたい。

  • WMP のデータベース・ファイルの存在をあまり意識していなかった。 WMP のデータベース・ファイルは、 WindowsXP なら C:¥Documents and Settings¥username¥Local Settings¥Application Data¥Microsoft¥Media Player に、WindowsVista ならC:¥ユーザー¥username¥AppData¥Local¥Microsoft¥Media Player にあり拡張子が .wmdb のファイルがそれである。
    フォルダーが表示されない場合は、「マイコンピュータ」→「ツール」→「フォルダーオプション」→「表示」で「すべてのファイルとフォルダーを表示する」をチェックするなどの設定をしておく必要がある。
  • ..\Media Player のフォルダー:クリックすると大きくなります
  • 上のフォルダーをたどって、WMP のデーターベースを覗くと過去に分からないまま WMP Library データーベースをいじった残骸が残っている。
    マイクロソフトの「コンピュータのライブラリを "再構築" するには、どうすればよいですか?」を参照して、WMP Library データーベースの再構築を行った。
    メインと思われる CurrentDatabase_360.wmdb のバックアップをとってから、その他のファイルも含めて削除した。
    用心のため、上記のインストラクトに指示はないが、wmpfolders.wmdb も wmpfolders.bak としてバックアップをとった。
    その上で、WMP を開いて F3 キーで開くポップアップ画面から指定したフォルダーに存在するファイルの追加を実行すると、新たに CurrentDatabase_360.wmdb が作成された。
    と同時にスクリーンショットにあるように、wmpfolders.wmdb や LocalMLS_0.wmdb などのファイルが作成されたが、これらのファイルがどのような機能を持っているのか、よく理解できなかった。
  • ライブラリー追加結果画面:クリックすると大きくなりますライブラリー追加画面:クリックすると大きくなります
  • このように、WMP を再構築すれば、 Roxio Easy Media Creator 10 Suite を利用して附加したID3 タグは最新に更新されるが、 ID3 タグを附加するごとに再構築は面倒である。
     それで、いろいろと方法を探ってみたが、これといった方法がヒットしなかった。
    ネットサーチで示唆されているWMP の「ライブラリー」のセレクト画面にある「メディア情報への変更の適用」では、プログラムが動いてはいるがいつまで経っても終わらない。
    いろいろと試してみると、経験的に新しいファイルの追加ではないが、ライブラリーに追加(F3)を実行すると結果画面は「追加されたファイル数」は0となるが、附加した ID3 タグが WMP ライブラリーに反映されることが判明した。

 これで、 ID3 タグをWMP に付加する手順が分かったので、あとは時間を使って音楽ファイルの情報を充実したい。音楽データベースを豊かにすることで、いろいろな利用が簡単になるのを楽しみにしている。

2009年5月11日

隠居の音楽:mp3 ファイルのID3 タグを編集する

TagEditor_07.JPG 現在、収集した音楽ファイルは PC のハードデスクに収納し、 Windows Media Player(WMP) のデータベース機能であるライブラリーを使って整理している。そして、私が開設している Web Radio Radio Senboku で流している Jazz は、WMP のライブラリーから選曲している。現在は、楽器別の Artists の特集を組んでいるので、WMP ライブラリーのジャンル別、例えば Jazz(guitar) として整理した Artists から選択している。

 ところが、MP3 の Jazz Collection を始めた当初 (2002年末から 2008年3月くらいまで)は、ダウンロード先である eMusic では、いわゆる ID3 タグがダウンロードしたファイルに付加されていなかったので、その時期の曲には ID3 タグを付加しなければならない。上記の期間に収集した track は4,000 ファイルくらいあるので、大変な仕事である。おまけに、私の場合、以前の Jazz MP3 ファイル・コレクションは曲名で収集しているので、一曲ごとにアルバムが異なる。そのため、WMP が奨める編集方法では時間がかかりすぎていた。

 この ID3 タグを付加する比較的簡単な作業方法(といっても、time consumptive な作業であることに変わりないが) が見つかったので、備忘録的に記録しておきたい。
なお、この作業は Roxio Easy Media Creator 10 Suite がインストールされていることを前提としている。このソフトは、LPとカセットのデジタル(MP3)化 CD のクリッピング FM放送のデジタル録音などができるので重宝している。

ファイルリストを右クリック:クリックすると大きくなります
  1. 音楽ファイルを収納しているフォルダーをリスト表示し、ID3 タグを付加(編集)するファイルを選択し、右クリックする。
  2. 右クリックすると出てくるポップアップ画面の一番上にある「曲の情報を編集」をクリックすると Media Creator の「タグ エディタ」が立ち上がる。
    なお、 Media Creator をインストールしていない場合には、この「曲の情報を編集」は表示されない。
  3. タグ エディタ画面:
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  4.  「タグ エディタ」で、左のリストから一曲を選択(反転表示)し、「Music ID タグを使用する」にチェックを入れ、「MusicID」ボタンをクリックすると Gracenote のデータベースにつながり、ID3 タグを付加してくれる。
    私が収集している Jazz file でいえば、Gracenote でのヒット率は99% を超えている感じである。
    ジャンルは自分の基準で設定しているから、たとえば Jazz(piano) というように入力する。
    このとき、曲の内容を確認するには、左下の再生ボタンをクリックすると音楽が流れる。
    また、artists の詳細の再確認は、Google search で、例えば「"Alberta Hunter" Wikipedia」というようなフレーズでネットサーチしている。ほとんどが、Wikipedia に網羅されている。
  5. 編集結果を WMP で確認すると確かにライブラリーでは目的としたジャンルなどに分類表示されるようだ。

 WMP ライブラリーには、まだ ID3 タグが整理されいない曲が五万とあるから、時間を見つけては上のような方法で編集をしたいと考えている。

2009年1月 7日

PCにある音楽ファイルのデーターベース:WindowsMediaPlayer Library

 昨年12月になってから、Jazz のコレクション方法を変えた。
 今までは、曲名を検索対象にして、主に eMusic でヒットしたファイルをダウンロードしてきた。
 それを Artist を検索対象にすることにした。そろそろ思いつく曲名も払底したきたことと、やっぱり Jazz の面白さは、どのような Artist がどのような improvisation で演奏するかにあると思うからである。

 ただ、闇雲に思いつく Artist で検索することはやめて、「後藤雅洋」といジャズ喫茶のおやじの著書『新ジャズの名演・名盤』にでてくる Artist を頼りに集めることにした。生半可な Jazz の知識よりも、プロの先達を尊重したいと思う。
 このように収集方法を変えると、兄貴がくれた結果として形見になった古い LP や自分が買っていた CD もファイル収集の対象となってくる。

 どんどん発展している IT 技術は、このような収集方法に非常に役に立つ。
 まず、以前にも記録したが LP を MP3 ファイルにすることが非常に容易になった。
 音楽CDの MP3 ファイル化はもっと簡単である。Windows Media Player(WMP) の 音楽CDからの「取り込み」を利用するか、Roxio の Easy Media Creator 10 suite に入っている CDリッピングを使えば簡単である。
 最近になって分かったことであるが、CDリッピングの方がファイル名などの認識は正確なようである。WMPは、CDDBにAMG(All Music Guide) を使っており、CDリッピングは Gracenote というDBを使っているらしい。

 お恥ずかしい話であるが、最近になって、WMP V11 の Library は、収集した MP3 ファイルのアーカイブ・データベースとしての機能を持っていることを知った。(Roxio の Easy Media Creator 10 suite にも 「JukeBox ディスクを作成」に同様の機能を持っている)
 この機能を使う方法は、以下の通りである。
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  1. WMP を「表示」→「フルモード」で開くと右の screenshot のような画面になる。 


  2. 「ライブラリ」タブをクリックすると出てくるプルダウンメニューから「音楽」をクリックしたときが、右の screenshot である。




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  4. このとき F3 キーを叩くか、「ライブラリ」タブをクリックすると出てくるプルダウンメニューから「ライブラリに追加」をクリックすると、右の ポップアップ・ウインドウが出てくる。






  5. クリックすると大きくなります
  6. 監視するフォルダに「自分の個人用フォルダ」にチェックを入れ、具体的な「監視するフォルダ」リストで 音楽ファイル(MP3 ファイル)を収納しているドライブのフォルダ(親のフォルダで良い)を指定して、データベース化するフォルダを追加してOK ボタンを押すと、それらのフォルダーに収納されているファイルが取り込まれる。
     私の場合、このエントリーを書いている時点で 9143 ファイルが確認された。一応DVD にバックアップはとっているが、ディスクが安くなっているので外付けのHDD などにファイルをそのまま置いている。その方が、このようなデータベースを利用するには便利である。
  7. クリックすると大きくなります
  8. このデータベースとしてのライブラリに収納されるファイルは、右の screenshot で表示されているような属性を持っている。ただし、音楽ファイルが持つ属性は、次の6つである。
    • タイトル (曲名)
    • アルバム (曲が表示されるアルバムの名前)
    • アルバム アーティスト (アルバムに関連する主要アーティストの名前)
    • 参加アーティスト (曲を演奏したアーティストの名前)
    • ジャンル (音楽の種類)
    • 評価 (ユーザーやデータ プロバイダが曲を評価した星の数)

     ファイルのこの属性を、WMP はインターネットを通じて自動的に補う機能を持っている。WMP の「ツール」→「オプション」→「ライブラリ」タグで開く画面下部の[ファイルのメディア情報の自動更新] 領域で [インターネットから追加情報を取得する] チェック ボックスがオンになっておれば自動的に補完される。ただし、その下の、[不足している情報のみを追加する] を選択しておかないと自分で編集した部分が全て書き換えられそうだ。
     Jazz の分類には、『新ジャズの名演・名盤』で採用されているように、メインとなる楽器があった方がよい。このような情報項目を増やすには、「ジャンル」の属性を Jazz(sax) とでもして編集すればよい。
  9. 編集の方法などについては、WMP のヘルプにある「デジタル メディア コレクションを整理する」に詳しく書いてある。


 この WMP のライブラリ機能を使って、今まで収集してきたファイルを整理していき、Radio Senboku の playlist 作成などに応用していくつもりである。

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2008年11月24日

アナログ音源(LP, FM, Live365 etc.)からMP3ファイルを作るひとつの方法

 若いころにシリーズで買っていたクラシックのアルバム全集(レコード2枚と解説が、ひとつの箱に収められている)がかさばるのでレコードだけを残して処分をすることにした。試しに、長く使っていなかったレコードプレーヤで聴いてみると、妙に懐かしい。

 先日、ブログ製作の先輩から FM 放送をデジタル録音して欲しいとの依頼があった。なんでも、自宅では受信状況が悪いらしい。関心の深い分野に関する 80分の対談とのことである。

 以前に方法をアップしたWebRadio の Live365 からの録音も再開してみたい。

 そんな事情も重なって、アナログ音源から MP3 ファイルを作る方法を再検討してみた。

 再度、デジタル録音をする自分の環境を見直してみると、Pioneer のオーディオのアンプに録音出力ジャックがあることがわかった。これを 自作PC のサウンドボード(SoundMax Digital Audio:マザーボードP4P800 に組み込まれている)のラインイン(ステレオ・ミニプラグ)につなぐとオーディオで鳴らしている音声をHDD に録音できることがわかった。今頃になってお粗末な話である。

 先のエントリーで記載しているMP3 レコーダー EDIROL R-1 は自動的に MP3 ファイルで録音してくれるが、PC ではソフトが必要である。
 このソフトもよくよく調べてみると、MP3 ファイルをオーディオCD に焼くときに求めた Roxio Media Creator でも、以前にエントリーで記載している音の波形から曲名を判断する機能を持った CarryOn Music というソフトでもいきなり MP3 ファイル に録音できることがわかった。どちらも有料だ。その時々のニーズでダウンロード購入したものだ。宝の持ち腐れであり、同じようなソフトを持って無駄をしている。

 これらのソフトを使って アナログ音源(LP, FM, Live365 etc.)からMP3ファイルを作った経験を物覚えの悪い老人の備忘録としてメモしておきたい。

roxio Easy Media Creator 10 の場合
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります
  1. ホームの左メニュー「オーディオ」から、ソースがFM の場合には、「Easy Audio Capture」 を、LP・Live365 の場合には、「LP/テープを変換」を選択する。右のスクリーンショットは、それぞれの初期画面である。
  2. 両方とも、キャプチャー元はサウンドボード(私の場合:SoundMax Digital Audio)が表示される。入力は、ライン入力を選ぶ。
  3. 「Easy Audio Capture」では、キャプチャー設定のセレクションで WMA, WAV, MP3, iPod AAC が選択できる。
    「LP/テープを変換」では、左メニューの上部にある「詳細設定オプション」でポップアップ画面がでるので、 その画面左メニューの「ファイルフォーマット」を選択するとフォーマットが選べる。 WMA, WAV, MP3, iPod AACに加えて、なじみのない ac3, flac, m4a, ogg といったフォーマットも選択できる。
    私の場合、どちらも MP3 を選択した。
  4. どちらにも、録音レベルが表示されるが、自動を選択しておくのがいいようである。 
  5. 保存先は、「Easy Audio Capture」では初期の画面で、「LP/テープを変換」では作業用の一時ファイルを「詳細設定オプション」メニュー「詳細設定オプション」の「全般」で設定できる。
  6. クリックすると大きな写真になります
  7. 「LP/テープを変換」では、トラック(曲)毎にファイルを録音できる。「詳細設定オプション」メニューの「トラック検出」で設定するのだが、「無音ギャップの最小時間」の設定を録音対象に合わせる必要がある。ただ、あとで無音のトラックを削除したり、分割が上手くいっていないファイルを分割したりすることは比較的簡単にできる。
  8. どちらも、このように設定しておいて初期画面の録音ボタンをクリックすれば、録音がはじまる。停止するには、停止ボタンをクリックすればよい。どちらも、録音ボタンをクリックすると一時停止ボタンがでるので、FM を aircheck するような場合、おしゃべり部分をカットすることもできるだろう。流して録音しておいて、後述するようにあとで編集することもできる。
  9. 「Easy Audio Capture」での録音作業はこれで終わりである。保存先のファイルをクリックすれば、一般的には Windows Media Player が立ちあがり再生されるはずである。
  10. クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります
  11. 「LP/テープを変換」では、録音停止ボタンをクリックすると初期画面の右窓に、録音したトラックが順番に表示される。
    「次へ」ボタンをクリックすると screenshot のような音の波形を示す画面が表示される。波形を見ながら、トラックを削除したり分割することができる。



  12. クリックすると大きな写真になります
  13. 左メニューのタグボタンをクリックするとトラックの情報を書き込むことができる。
    このとき、下にある MusicID タグを使用するをチェックして検索すると音の波形から曲名などタグ情報を獲得してくれる。ただし、"Art Pepper meet The The Rythm Section" というかなり有名なLP では、9 曲中 3 曲しか認識しなかった。Jazz LP での認識はこの程度なのかもしれない。
    (追記:2009/1/9)Gracenote というCDDBを使えばそのLPに関する詳しい情報が得られるので、これを Copy&Paste とすればよい。ただし、LPをCDに編集し出版したときに曲を入れ換えたり、順序を入れ変えたりしているので気をつける必要がある。CDDBは、やはりCDのデータベースなのである。
  14. LP_tape_5.jpg
  15. 「次へ」のボタンをクリックして STEP3 へ進むと CDに焼くか HDD にエクスポートするかの選択ができるので、エクスポートを選ぶと右の screenshot のようなポップアップ画面が出てくるので、ファイル形式、保存先を決めて「エクスポート」をクリックすると書き込みが実行される。このときコーディングが行われているのか少し時間がかかる。

CarryOn Music の場合
クリックすると大きな写真になります
  1. CarryOn Music は ONKYO が提供しているソフトである。
    Line 入力からデジタル録音をするのには、初期画面の右下にある [Recording] ボタンをクリックしてサブパネルを開き、ライン入力を選択する。
  2. 作成するファイル形式は、初期画面の左下にあるセッティング・アイコンをクリックすると詳細な設定ができる。ライン入力ではWAV か MP3 (固定ビットレート)しか対応していない。 Easy Media Creator のように多くの選択はない。
  3. 録音レベルは、録音ボタン(赤丸)をクリックして、[SYNCHRO] ボタンが点灯していないことを確かめて(確認が難しいが)、ソースを再生する(例えば、LP に針を落とす)と上部のレベルインジケータが動作するので、サブパネルの [REC LEVEL] のつまみをドラッグして調整する。
  4. 録音するときには、[SYNCHRO] ボタンを点灯させて、ソースを再生させ録音ボタンをクリックすると、サブパネルの status 部分に [recording..] と赤い四角いマークで録音中であると確認できる。
  5. クリックすると大きな写真になります
  6. 録音を停止ボタンをクリックすると、メイン画面に音の波形が出てくる。
    この波形を見ながら、曲を分割したり連結したりすることができる。一部分の削除機能はないようだ。
  7. LP などの Album Title と Artist はメイン画面上部のボックスをダブル・クリックして入力する。
    メイン画面右に「Gracenote MusicID から情報を取得する」ボタンがある。同じLP で検証していないので正確ではないが、情報取得先は同じだから、 Easy Media Creator と同じヒット率であろう。
    ヒットしない場合には、その下にある「プロパティ」ボタンをクリックして、トラック情報を入力する。
  8. 保存先は、「セッティング」の「保存」で設定するが、ここにあるファイル命名規則は機能していないように思われる。ファイル名は、先に「プロパティ」で入力した [File Name] となる。


 このようにして、どちらのソフトでも、アナログ音源から MP3 ファイルなどにデジタル録音ができるが、私は Easy Media Creator の方が取り扱い易い。
 録音したファイルの音量レベルは、以前に記載したようにMP3Gainによって調整する。
 兄貴の形見にもらった Jazz LP レコードからのデジタル化や FM 放送の Aircheck 、Web Radio からの録音など時間を作って楽しみたいと思っている。なにしろ、アナログ音源は、それを聞く時間が必要だ。
 それにしても、このようなエントリーはひとつずつ確認しての作業となるので、結構時間がかかってしまった。老いさらばえた自分のためだからしかたがないと諦めてはいるが。